Japanese
English
不随意運動アトラス7
舞踏病—老年舞踏病
Senile Chorea
大友 英一
1
Eiichi Ohtomo
1
1浴風会病院内科
1Yokufukai Geriatric Hospital
pp.1046-1050
発行日 1976年10月1日
Published Date 1976/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203950
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舞踏病とは
舞踏病(chorea)は急激に起る運動範囲の大きい,持続の短い,目的のない不規則かつ動揺にとむ不随意運動である。この運動は協調性に乏しい単一の非協調的なことが特徴であり,それぞれの単一の運動はスムーズであるが,その運動の終りに他の運動が異った方向などで通常折重なった形で出現してくる。病状の重篤度が関係するが軽症例においても自発運動が奇妙な妥協と歩みよりを示した状態で出現するが,これは1つの運動に関与する筋肉群の協調性が得られないため,随意運動が全く関係のない他の運動のため妨害されたためである。
例えば舌の呈出に際して不規則な補助的な運動が起り,呈出に異常に多くの時間がかかる。
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