カラーアトラス
ACTA SCANNER (Part 1)—世界ではじめてのWHOLE BODY CAT SCANNER
松井 孝嘉
1,2
Takayoshi Matsui
1,2
1Dept.of Neurosurgery, Geogetown University Hospital
2Division of Neuropathology Montefiore Hospital and Medical Center
pp.1046-1051
発行日 1975年10月1日
Published Date 1975/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203778
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ACTA ScannerはアメリカではじめてのCAT (CT,またはCTT) ScannerでGeogetown Universityの付属研究所であるNational Biomedical Research Founda—tionがengineering面,Geogetown University Hos—pitalの脳神経外科,放射線科が医学的な面を,それぞれ担当し,協力して開発された。従つて,他のCATScannerと異り,大学の研究所で開発されたため,地味で,これまで,余り外部に知られていない。このScannerの特徴の1つは,臨床でのRoutine workの他に,種々の研究にも利用できるよう配慮され,設計されている事である。
Prototype 1号機により,1974年3月末以来,臨床面で実際に患者を使つて,データが集められ,得られた結果について検討が加えられ,1975年7月末までに2000例を越える症例が集められている。著者はGeogetownUniversityの脳神経科に属し,これらのほとんど全部の症例を検討し,engineering部門へ臨床面から改良の指示をして来た。これとは別に,もう1つのCAT Scan—nerであるEMI Scannerについて,アメリカの4病院でACTAと比較険討して来ているので,EMIと比較してCAT ScannerにおいてACTAの占める位置,その特徴を考慮に入れて,以下で,ACTA Scannerについて解説をする。
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