症候群・徴候
Bing-Neel (ビング・ニール)症候群
平山 恵造
1
1順大脳神経内科
pp.82
発行日 1974年1月1日
Published Date 1974/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203483
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WaldenströmのMacroglobuli—nemiaに中枢神経系の症状を呈したものをBing-Neel症候群として記述した論文が多いが,これは二つの点で誤つている。
第一はWaldenströmがMa—croglobulinemiaの存在をうたがい (1944年),これを確立したのは(1948年〜1958年),Bing-Neelの報告(1936年)よりもずつと後のことであつて,Bing-Neelの時代にMa—croglobulinemiaはみつかつていなかつた。確かにBingとNeelの報告はhyperglobulinemiaをもつているが,それがMacroglobuline—miaである証拠はない。
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