麻酔科学サマーセミナー体験記
麻酔,ときどきダイビング!
飯田 高史
1
1旭川医科大学 麻酔・蘇生学講座
pp.1024-1026
発行日 2010年10月1日
Published Date 2010/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101055
- 販売していません
- 文献概要
- 1ページ目
麻酔科学サマーセミナーは,毎年6月末に沖縄で開催され,沖縄の「食」「文化」「海」を満喫しつつ「麻酔」についての最新の知識を習得するという,一大イベントである。これまでのテーマは,経食道心エコー法,超音波ガイド下神経ブロック,ファイバー挿管,LMA Supremeといった手技にかかわるワークショップから,最新の薬物の使用法やコンピュータに関するセッションまで多岐にわたる。さらに去年は“バトルオンセミナー”と称した自動麻酔記録システムの比較を行った。
今年のテーマはERAS, レミフェンタニル,i-gel, 麻酔器,スガマデクスの五つ。いずれもその分野のエキスパートの先生によって,教科書的な内容から一歩進んで,熱い討論が行われる。
今年の会場は,宮古島東急リゾート。与那覇海岸の白い砂浜を見渡す,東洋でも有数のリゾートである。宮古島へ出発する直前,沖縄地方の梅雨明けが発表された。昨年,沖縄本島で開催された麻酔科学サマーセミナーに参加し,すっかりこのセミナーにハマってしまった私には,何よりうれしいニュースだった。宮古ブルーの空と海の下,夢のようなセミナーが始まった。
Copyright © 2010, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.