連載 研修おたく海を渡る・47
ニールの流儀
白井 敬祐
pp.1885
発行日 2009年11月10日
Published Date 2009/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104148
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腫瘍内科医が10人近くいるような大きな開業グループは別として,通常,腫瘍内科医の多くは,General oncologist(総合腫瘍内科医)として働いています.彼らは,最も多い患者層である乳癌,大腸癌を中心として,肺癌,さらには欧米で多くみられる慢性リンパ性白血病といった血液疾患までカバーします.ともすれば「広く浅く」なってしまうのではと考えるところですが,前回紹介したニールは違います.
開業医からアカデミア(大学病院)に出戻ってきたニールの流儀を紹介させてください.普段からフェロー対象のカンファには,時間さえあれば必ず参加し,隙あらば質問して帰っていきます.多岐に渡る腫瘍について,標準治療を知るだけでなく,最先端の情報にも通じています.いったいどんな風にアンテナを張っているのでしょうか? 一度,彼の外来をのぞかせてもらったことがあります.
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