書評
—Joseph Meites 編—Hypophysiotropic Hormones of the Hypothalamus—Assays and Chemistry
加川 瑞夫
1
1東京女子医大
pp.1292
発行日 1972年10月1日
Published Date 1972/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406203198
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近年,neurohumoral controlに関する知見は著しい発展をとげつつある。なかでも,視床下部が脳下垂体に及ぼす種々な作用については古くから云々されていた。1961年,視床下部より脳下垂体に作用すると考えられる微量の抽出物が証明されて以来,この物質に関する多くの報告をみるようになつている。
本著は1969年に行なわれたneu—roendocrinologyのシンポジウムのproceedingとして発刊されたもので,neuroendocrinology,殊にHy—pothalamic Hypophysiotropic Hor—monesに関する最も新しい知見の集大成を試みた書物として注目すべきであろう。
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