特集 間脳・下垂体の腫瘍(第24回日本脳神経外科学会シンポジウム)
討論
pp.632-634
発行日 1966年6月1日
Published Date 1966/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202065
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景山 (1)に対して追加します。術前数年間amenorrhoeがあつて術後3ヵ月より月経が初まり,その後10年ほどの間に2児をつくつている人があることからみても,手術後内分泌症状が回復する例もあるように思えます。またacromegalyの例で術前normoglycemiaだつたものが術後hyperglycemiaになつた例があります。 (京大脳神経外科)
植木 嚢腫にdrainageを行なつて1ヵ月半から1年ぐらいのintervalをおいて採取されたときどれぐらいの量が出るのか,私も以前にこのような試みを行なつたところ再手術のとき嚢腫がゴム管にそつて延びていて必ずしもはっきりした嚢腫を形成していなかつた。だからいつまでも同じような嚢腫の形となつているとは限らぬように思う。 (新潟大脳神経外科)
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