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特集 間脳・下垂体の腫瘍(第24回日本脳神経外科学会シンポジウム)
Frontal Approachによる第3脳室腫瘍の摘出
Surgery of Third Ventricle Tumor by Frontal Approach
川野 正七
1
1長崎大学第2外科
pp.627-632
発行日 1966年6月1日
Published Date 1966/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202064
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I.はじめに
日本では第3脳室内の腫瘍が諸外国に比して多いが,急速にその手術成績が向上したとはいうものの手術の困難な部位であることには変わりはない。
従来はもつぱらDandyの術式によってpinealomaなどの手術が行なわれてきたが,前頭葉を介して第3脳室に侵入するfrontal approachにもいろいろの利点があり,腫瘍の位置と大きさによつてはDandy法よりも有利な場合なしとしない。本法によつて試みた少数例を基礎として第3脳室腫瘍に対するfrontal approachを検討してみたい。
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