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あとがき
H
pp.511
発行日 1958年7月1日
Published Date 1958/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200694
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本誌の創刊以来編隻委員として御盡力いただいた内利祐之博士の後任として東大秋元波留夫教授に編集委員就任を御願いし,快諾を得た。内利博士は,今後も顧問として編集上のアドヴアイスをして下さる。「脳と神経」誌も月刊の軌道を進めてから,その地歩を固めた。学会雑誌を除いては,この領域での唯一の雑誌として着実な発展の途を辿り今日まで来た。海外にもその名は聞えている。勿論,雑誌は学界の進歩を正直に反映するから,日本におけるneurologyの発展がない限り,雑誌だけ遊離した発展はないわけで,「脳と神経」誌の発展は学界の歩みと軌を一にしているものである。その意味で,今後も学界の進展と歩みを一にしてゆきたい。
内村博士は明年,東京開催の日本医学会総会の会頭として多忙な毎日を送つていられる。この前の京都の総会で,内村会頭以下新スタツフが選出されたのも,ついこの間のような気がするのに,既に内村博士も名誉教授となり,やがてすぐ総会め時期とはなる。まこと月日のたつのは早いものである。
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