学会抄録
第54回日本精神神経学会組織病理懇話会
武谷 正孝
1
,
高松 勇雄
1
,
中島 健一
2
,
原 俊夫
3
,
德井 達司
3
,
沢泉 真一郎
4
,
諏訪 望
5
,
飯塚 礼二
5
,
竹田 保
5
,
高畑 直彦
5
,
西尾 友三郞
6
,
市川 達郞
6
,
辻山 義夫
7
,
伊東 昇太
7
,
白木 博次
8
,
室伏 君士
9
,
田村 陽一
6
,
平良賀 計
10
,
辻山 義光
7
,
鈴木 幸雄
7,15
,
岡田 万之助
3
,
林 和幸
3
,
伊沢 正義
3
,
山県 博
11
,
藤井 稔
12
,
中村 正
1
,
山本 達也
9
,
松岡 龍典
13
,
新見 修
14
,
德光 保之
14
,
萱場 德子
16
,
前田 進
16
,
吉田 寿明
16
,
上田 治
17
,
吉田 三彦
18,19
,
長沼 正光
18,19
,
中沢 恒幸
7
,
福田 和夫
7,10
,
三井 良二
7
,
佐藤 康一
7
,
中原 幹雄
7
,
稲波 正夫
13
,
石井 毅
20
,
関 泰夫
8
,
武石
,
猪瀬
,
王丸
1九大精神
2久留米大精神
3井之頭病院
4横浜市大神経
5北大精神
6桜ケ丘保養院
7慶大神経
8東大脳研
9東大神経
10浦和保養院
11高尾保養院
12国立武蔵療養所
13京大精神
14行橋保養院
15慈雲堂病院
16東北大神経精神科
17京大精神科
18久留米大神経
19光精神病院
20松沢病院
pp.497-510
発行日 1958年7月1日
Published Date 1958/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406200693
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〔第1題〕日本脳炎にまぎれこんだ1種の脳膜脳炎
臨床診断:日本脳炎の疑。主訴:高熱,激しい頭痛
病歴:性病否定。昭和31年7月7日朝,突然激しい頭痛,発熱あり。体温39.2℃。嘔吐あり。メチロン注射で下熱するも,頭痛,嘔吐は持続。意識は清明であった。7月8日項部疼痛,頭痛。九大第三内科入院。当時の所見としては,嗜眠状,頭痛,嚥下困難,意識混濁,譫妄状Kernig (+),項部強直,背部に知覚過敏があつた。髄液は,圧170→85(10cc採取)。Sonnenstäubchen (廾)細胞数約6144/3,Pandy (廾)。7月9日朝,一時応答するも,午後次第に再び意識混濁し,嗜眠状,譫妄状。尿失禁2回。嘔吐は軽減。髄液は,圧370→120(15cc採取),細胞数850/3,Nonne (廾),Pandy (廾),糖75mg/dl以上Wa-R (+)。MastixはParalyse曲線。7月10日朝4時50分(第4病日)急に呼吸停止し,同5時10分心搏停止した。
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