Japanese
English
Neurological CPC・127
経過中脳卒中を合併し,イレウス穿孔で死亡した24歳発症の家族性パーキンソニズム73歳男性例
An Autopsied Case of a 73-year-old Man of Familial Parkinsonism with the Onset of 24 Years Old, Who Was Complicated with Stroke, and Died with Ileus Perforation
中村 真一郎
1
,
船田 信顕
2
,
森 秀生
3
,
水谷 喜彦
4
,
織茂 智之
5
,
井上 聖啓
6
,
横地 正之
7
,
河村 満
8
,
高木 誠
9
,
福田 隆浩
10
,
藤ヶ崎 純子
10
1東京都立荏原病院神経内科
2東京都立駒込病院病理
3順天堂大学医学部脳神経内科
4順天堂大学医学部第1病理
5関東中央病院神経内科
6東京慈恵会医科大学神経内科
7東京都立荏原病院神経内科
8昭和大学医学部神経内科
9東京都済生会中央病院神経内科
10東京慈恵会医科大学神経病理
pp.1089-1100
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406100410
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症例呈示
主治医 症例は73歳の男性,当院への入院目的はパーキンソニズムのコントロールです。特記すべき既往歴はなく,関連事項は現病歴でお話しいたします。家族歴は,同胞にパーキンソニズムがございます。
家族構成を図示します(図1)。矢印の男性が今回の症例で,症例2については後述されます。このように,男女ともに兄弟内で発症しています。
遺伝性,家族歴のあるパーキンソニズムですから両親の血縁関係が問題になりますが,従兄弟,はとこなどの血縁関係はありません。
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