Japanese
English
短報
XY/XYYのモザイクを呈したXYY男性の1例
A Case of XY/XYY Mosaicism
米村 公江
1
,
宮永 和夫
1
,
服部 卓
1
Kimie YONEMURA
1
,
Kazuo MIYANAGA
1
,
Suguru HATTORI
1
1群馬大学医学部神経精神医学教室
1Department of Neuropsychiatry, Gunma University School of Medicine
キーワード:
XY/XYY mosaicism
,
Mental retardation
,
Crime
,
Brain MRI
Keyword:
XY/XYY mosaicism
,
Mental retardation
,
Crime
,
Brain MRI
pp.301-304
発行日 1994年3月15日
Published Date 1994/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405905004
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XYY男性は,高身長,軽度知能低下,行動異常(犯罪行動)を3徴候とする症候群で,Sandbergらが最初に報告している8)。なお本邦ではKurokiらの報告が最初のようである3)。今までの報告をみると,一般集団の約0.1%に存在するといわれるが,モザイク型の報告は少なく,また,染色体以外にも種々の異常が報告されているものの,総合的な検索結果が報告されることは少なかった1,2,4,6)。今回,我々はXYY男性の1例を経験し,身体的特徴や精神症状とともに,性格検査,知能検査,頭部MRI,脳波および内分泌検査などを施行しえたので,今までの報告と比較して報告したい。
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