Japanese
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特集 学校精神保健—教育との連携の実際
学校と教育研究所の連携—学校でのいじめをめぐって
Liaison between School and Education Research Institute: working on bullying at school
日野 宜千
1
Takayuki HINO
1
1栃木県教育研究所相談部
1Counselor, Tochigi Prefecture Educational Research Institute
キーワード:
Problem behavior
,
School refusal
,
Bullying at school
,
School consultation
Keyword:
Problem behavior
,
School refusal
,
Bullying at school
,
School consultation
pp.505-511
発行日 1997年5月15日
Published Date 1997/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405904328
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■学校での問題行動
教育の現場で校内暴力や不登校・いじめが取り沙汰されてから久しい。
「学校嫌い」と呼ばれ,理由もなく欠席を続ける子どもたちの数が文部省から毎年発表されている。1994年度は小学校で12,240人,中学校で51,365人の子どもたちが年間50日以上も不登校状態を示している。1995年度の速報値では,年間30日以上こうした不登校状態を示す小・中学生が82,000人に達している。こうした子どもたちを一般に「登校拒否(school refusal)」と呼ぶが,現実にはその数倍の子どもたちが登校拒否状態を示しているとも言われる(図1,2)。
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