Japanese
English
試論
思春期・青年期の問題行動に関する1考察—いわゆる登校拒否,自殺,いじめ,暴力などの関連について
A Tentative Assumption on Troublesome Behaviors of Adolescence or Puberty: Relationships among school refusal, suicide, bullying, violence, etc
宮本 洋
1
Hiroshi MIYAMOTO
1
1つくば病院
1Tsukuba Hospital
キーワード:
Adolescence
,
School refusal
,
Suicide
,
Bullying
,
Violence
Keyword:
Adolescence
,
School refusal
,
Suicide
,
Bullying
,
Violence
pp.913-918
発行日 2002年8月15日
Published Date 2002/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405902696
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
近年,無差別殺人,バスジャック事件,通り魔的暴力事件など思春期・青年期の病理がとりざたされる事件が多発している。これらの事件の被疑者となった少年たちの背景は,我々が日常の臨床場面で接している,不登校やひきこもり,非行,あるいは突発性暴力などの問題行動を抱える少年たちとよく似ている。
これらの問題行動と報道されている事件との間には,共通の社会病理が存在するように見える。かつて吹き荒れ,現在もまた再燃の兆しの見えている校内暴力,そして,いじめや自殺など,学校場面を中心として次々と生じてきた一連の問題とも何らかの関連が推定された。
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.