Japanese
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資料
解離性障害の臨床的検討
A Clinical Study of Dissociative Disorder
大門 一司
1
,
野口 俊文
2
,
山田 尚登
3
Kazushi DAIMON
1
,
Toshifumi NOGUCHI
2
,
Naoto YAMADA
3
1西山病院
2八幡青樹会病院
3滋賀医科大学精神医学講座
1Nishiyama Hospital
2Hachiman Seijukai Hospital
3Department of Psychiatry, Shiga University of Medical Science
キーワード:
Dissociative disorder
,
Psychological stressor
,
GAF
Keyword:
Dissociative disorder
,
Psychological stressor
,
GAF
pp.323-326
発行日 1997年3月15日
Published Date 1997/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405904299
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ヒステリーは,患者自身は気づいていない動機(心因)によって引き起こされる精神障害である。これは,古代ギリシャ時代より存在し,その概念は時代と共に変化してきた。
1980年,アメリカ精神医学会はDSM-Ⅲ診断基準1)において,ヒステリーが含む多義的な概念を各々独立した疾患単位として分割した。すなわちヒステリーは,身体表現性障害,解離性障害,虚偽性障害,他のどこにも分類されない精神病性障害,人格障害に大きくクラス分割され,さらにこれらのクラスはいくつかの病型に分類されている。
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