動き
「第11回国際事象関連電位会議(EPIC XI)」印象記
丹羽 真一
1
1福島県立医科大学神経精神科
pp.106-108
発行日 1996年1月15日
Published Date 1996/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405904032
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1995年6月25日より30日の6日間にわたり琉球大学・小椋力教授が組織委員会会長となられ,沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターにおいて「第11回国際事象関連電位会議(EPIC XI)」が開催された我が国の事象関連電位研究のパイオニアであり長年にわたり日本脳波筋電図学会理事を務められた下河内稔先生も組織委員会の名誉会長として会議の準備・運営にあたられた。
事象関連電位(Event-Related Potential;ERP)とは知覚,認識,判断,反応準備,反応遂行などの情報処理に伴って脳波の中に現れる電位のことで,精神医学においては精神疾患の病態と治療研究に広く用いられてきている。しかし国際事象関連電位会議には精神医学のみならず神経内科学,脳神経外科学,耳鼻科学などの臨床医学,および生理学,心理学,医用電子,情報工学などの諸科学の領域から幅広い参加がなされてきている。
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