動き
「第3回世界睡眠時無呼吸といびき症会議」印象記
岡田 保
1
1名古屋大学医療技術短期大学部
pp.442-443
発行日 1992年4月15日
Published Date 1992/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903236
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第3回世界睡眠時無呼吸といびき症会議は,1991年9月21日から23日にわたり秋田大学戸川清教授を会長として東京新宿の京王プラザホテルで開催された。この国際学会は,第1回は1987年パリで,第2回は1989年バルセロナで開催され,World Congress on Chronic Rhonchopathy(慢性いびき症の世界会議)として発足したものであったが,今回から睡眠時の呼吸障害を伴う疾患も広く含めた対象に拡大された。
参加者は15力国,346名で,ヨーロッパ,北米はもとより,韓国,中華人民共和国,タイなどのアジア諸国からの参加があったことはこの問題に対する関心の広がりを感じさせた。参加者は精神神経科,呼吸器内科,循環器内科,神経内科,耳鼻咽喉科,小児科,歯科,口腔外科より成り,学際的な討議が行われたのが特徴であった。
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