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特別講演
入院治療を受けた精神科患者の自殺予見可能性の問題について—351例の自殺者に基づいた研究
Zur Problematik der Vorhersagbarkeit von Suiziden stationär behandelter psychiatrischer Patienten: Untersuchung anhand von 351 Selbsttötungen
Kurt Heinrich
1
,
池村 義明
2
,
元村 宏
3
Kurt Heinrich
1
,
Yoshiaki Ikemura
2
,
Ko Motomura
3
1Rheinische Landesklinik-Psychiatrische Klinik der Heinrich Heine-Universität
2美原病院
3北野病院神経精神科
1Rheinische Landesklinik-Psychiatrische Klinik der Heinrich Heine-Universität
2Fachkrankenhaus fur Psychiatrie and Neurologie Mihara
3Kitano Hospital
pp.883-890
発行日 1991年8月15日
Published Date 1991/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405903103
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■はじめに
多方面にわたる努力にもかかわらず精神病院内においても自殺が行われるという事実は医師への挑戦であり,これは綿密な分析を必要とする。自殺のおそれのある患者の治療に際しては,精神病院が特別の意味をもっている。同時に,加えて第三者あるいは無関係な人の利害に相当影響を与えることがある自殺行為をできるだけ阻止するという社会からの期待が精神医学に向けられている。
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