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短報
神経性食思不振症患者にみられる起立性低血圧と転倒—特に向精神薬の副作用の観点から
Postural Hypotension and Falls in the Cases of Anorexia Nervosa
朝田 隆
1
,
中河原 通夫
1
,
塩江 邦彦
1
,
白石 孝一
1
Takashi Asada
1
,
Michio Nakagawara
1
,
Kunihiko Shioe
1
,
Koichi Shiraishi
1
1山梨医科大学精神神経医学教室
1Department of Neuropsychiatry, Yamanashi Medical College
pp.663-665
発行日 1990年6月15日
Published Date 1990/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405902863
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I.はじめに
神経性食思不振症でみられる多くの身体症状のうち,循環器症状としては,低血圧症,徐脈などがよく知られているが,起立性低血圧および,これが強く関与する転倒の問題については,従来それほど注目されていなかった。今回,我々は当科入院中に生じた神経性食思不振症患者3例の転倒を検討し,その背景と危険性について報告する。
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