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Seishin Igaku Volume 23, Issue 7 （July 1981）

精神医学 23巻7号（1981年7月発行）

Japanese English

研究と報告

登校拒否児の発達的類型化 Developmental Classification of School Refusal 岡田隆介 ¹ , 米川賢 ¹ , 杉山信作 ¹ , 佐々木高伸 ² , 引地明義 ² Ryusuke Okada ¹ , Masaru Yonekawa ¹ , Shinsaku Sugiyama ¹ , Takanobu Sasaki ² , Akiyoshi Hikiji ² ¹広島市児童総合相談センター精神神経科 ²広島市民病院神経科 ¹Division of Psychiat. & Neurol., Hiroshima City Child Guidance & Clinic Center ²Division of Neurol., Hiroshima City Hospital キーワード： School refusal , Destination of withdrawing , Key person , Developmental tasks , Psycho-social modality Keyword: School refusal , Destination of withdrawing , Key person , Developmental tasks , Psycho-social modality pp.713-719

発行日 1981年7月15日 Published Date 1981/7/15

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405203284

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　抄録　登校拒否児が学校から退いて，どこへむかうのかを比較検討し類型化をした。母親が中心である家庭へ退く者を第1群，家庭からも学校からも退いて自己の内的世界へ閉じ込もる者を第Ⅱ群，趣味的な世界にはいり込む者を第Ⅲ群，そして神経症・精神病などで症状の世界に引き込もった者を第Ⅳ群とした。その撤退先の検討により各群のkey personと治療課題が明らかとなった。第Ⅰ群は母親・自発性，第Ⅱ群は教師・同性同年齢参加，第Ⅲ群は治療者・同一性の獲得であった。以上の類型化に従って，3〜4年間の経過調査を行い，各群の治療成績も合わせて検討した。