Japanese
English
特集 職場の精神保健
現代の職場の抱える精神医学的問題
退職と精神保健
Job Resignation and Mental Health
近藤 信子
1
,
河島 美枝子
2
Nobuko KONDO
1
,
Mieko KAWASHIMA
2
1日本産業カウンセラー協会
2大分県立看護科学大学
1Japan Industrial Counselors Association
2Mental Health and Psychiatric Nursing, Oita University of Nursing and Health Sciences
キーワード:
Job resignation
,
Mental disorders
,
Worker's mental health
Keyword:
Job resignation
,
Mental disorders
,
Worker's mental health
pp.1029-1034
発行日 2000年10月15日
Published Date 2000/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405902296
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
退職は勤労者にとって経済的な生活基盤や社会参加の場,そして生きがいを失う人生の重大な出来事である。特に勤労者の精神的な問題に起因する退職は個人的問題にとどまらず,職場や家庭そして社会に影響を及ぼすと考えられる。今,職場では急激な産業構造の変化を背景に,さまざまな職業性ストレスが勤労者の精神的健康に影響を及ぼしている。筆者らは企業におけるカウンセラーとしての経験に基づいて,職場における退職の実態や問題点,対応などについて勤労者の精神保健の観点を中心に紹介する。
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.