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特集 複雑性PTSDの臨床
複雑性PTSDの体験世界と接し方の基本を知ろう
Essay on Essential Knowledge of Clinical Practice with CPTSD Clients
原田 誠一
1
Seiichi Harada
1
1原田メンタルクリニック・東京認知行動療法研究所
1Harada Mental Clinic, Tokyo, Japan
キーワード:
複雑性PTSD
,
complex PTSD
,
心理教育
,
psychoeducation
,
精神療法
,
psychotherapy
,
薬物療法
,
pharmacotherapy
Keyword:
複雑性PTSD
,
complex PTSD
,
心理教育
,
psychoeducation
,
精神療法
,
psychotherapy
,
薬物療法
,
pharmacotherapy
pp.1108-1115
発行日 2023年8月15日
Published Date 2023/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405207051
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抄録
複雑性心的外傷後ストレス症(PTSD)の診療に携わる臨床家は,当事者が日常生活でどのような体験をしているかを具体的に知り,その特徴をふまえた接し方の基本を身につけることが望ましい。ともすれば紛糾しやすい複雑性PTSDの診療をできるだけスムーズに進めて,当事者,家族,治療者の負担を必要以上に大きくしないために,この準備作業が大いに役立つだろう。本稿では,初めに「複雑性PTSDの当事者の体験世界」に関する筆者なりの説明を9項目に分けて行い,次いで筆者が考える「接し方の基本」を紹介する。
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