増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
5 鑑別と併存
Q54 摂食障害で受診する児には発達障害の傾向をもつ児が多いと感じています。対応のコツがあれば教えてください
清水 日智
1
1長崎大学病院精神神経科
キーワード:
摂食障害
,
eating disorder
,
ED
,
神経性やせ症
,
anorexia nervosa
,
AN
,
神経性過食症
,
bulimia nervosa
,
BN
,
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
,
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
Keyword:
摂食障害
,
eating disorder
,
ED
,
神経性やせ症
,
anorexia nervosa
,
AN
,
神経性過食症
,
bulimia nervosa
,
BN
,
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
,
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
pp.689-690
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206959
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A 摂食障害児における発達評価は,低栄養や低体重が改善し,脳機能が回復した後に実施することが望ましいです。発達障害を合併する摂食障害は合併しないものと比べて難治であり成人へと持ち越しやすいため,発症早期から発達特性に応じた支援を行う必要があります。
治療者が児の持つ困難さを的確に捉え,児の気持ちを理解し,家族など支援者へと適切に共有していくことで,児が摂食障害を手放し適切な対処法を身につけていくことへとつながります。
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