増大号特集 いま,知っておきたい発達障害 Q&A 98
4 診断
Q37 単身で受診した大人で情報がない場合に発達障害と診断するポイントを教えてください
柏 淳
1
1医療法人社団ハートクリニック ハートクリニック横浜
キーワード:
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
,
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
,
客観的情報
,
objective information
,
診断保留
,
diagnostic withholding
Keyword:
自閉スペクトラム症
,
autism spectrum disorder
,
ASD
,
注意欠如・多動症
,
attention-deficit/hyperactivity disorder
,
ADHD
,
客観的情報
,
objective information
,
診断保留
,
diagnostic withholding
pp.638-639
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206942
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A 発達障害の診断は主観的な訴えのみでは難しく,単身で受診した大人の場合でも可能な限り情報を集める努力をします。親兄弟に来院を依頼し,来院が難しければ電話させてもらう方法もあります。通知表や幼少の記録を送ってもらうこともあります。親兄弟が無理なら職場上司・同僚・保健師,学校関係者,友人などから客観的情報を集めます。診断を急がず,数か月をかけて再来ごとに日常生活・職業(学生)生活に現れる特性を分析していくことも有益です。
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