増大号特集 精神科クリニカル・パール—先達に学ぶ
第9章 老年精神科診療の先達
認知症を治療するということ
本間 昭
1
1お多福もの忘れクリニック
キーワード:
認知症
,
dementia
,
治療
,
treatment
,
修飾要因
,
contributory factors
,
治療の目標
,
goal of treatment
Keyword:
認知症
,
dementia
,
治療
,
treatment
,
修飾要因
,
contributory factors
,
治療の目標
,
goal of treatment
pp.798-804
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206365
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clinical pearl
・本人の生活歴に関する話題から診察を始める。事実関係は問わない。確かめるチャンスはあとでいくらでもある。
・認知症の重症度を問わず受診の主体は認知症の人本人であり,家族ではない。尋ねるときも,説明するときもまず本人から始める。
・診察に際しては本人,家族そして自分自身の不全感が残らないようにする。
・認知症の診療は診察室の中だけでは終わらない。
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