増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
第10章 認知症
コラム
—平成27年度厚生労働科学特別研究事業—かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン(第2版)
新井 平伊
1
Heii Arai
1
1アルツクリニック東京
1ALZ Clinic Tokyo, Tokyo, Japan
pp.689
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206095
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本ガイドラインは,本間昭らによる初版1)の改訂版であり,日本老年精神医学会のホームページから無料でダウンロードできるので参照されたい。
さて,BPSD対応が困難な場合,精神科にその対応が委ねられる。もちろん非薬物療法が優先され,やむを得ず隔離や身体拘束も必要になるが,さらに抗精神病薬を使わざるを得ないこともある。精神科医はBPSD治療の最後の砦といえる。
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