増大号特集 精神科診療のエビデンス—国内外の重要ガイドライン解説
第3章 うつ病
日本うつ病学会治療ガイドラインⅡ.うつ病(DSM-5)/大うつ病性障害2016
渡邊 衡一郎
1
Koichiro Watanabe
1
1杏林大学医学部精神神経科学教室
1Department of Neuropsychiatry, Kyorin University School of Medicine, Tokyo, Japan
pp.542-549
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206069
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ガイドラインのポイント
・全章が一体となって体系化されている。うつ病の体系知を持つことで初めて軽症例の治療もよりよく行える,という理解に立って書かれている。
・エビデンスに基づいた記載と,エキスパートコンセンサスに基づいた臨床上重要となる記載からなる。
・治療方針の決定において,当事者や家族,専門家とともに双方向で決定する手法である「共同意思決定」(shared decision making:SDM)をより円滑に進めるための情報提供の役割も担う。
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