動き
日仏精神医学シンポジウム
濱田 秀伯
1
1慶応義塾大学医学部精神神経科学教室
pp.483
発行日 1988年4月15日
Published Date 1988/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204507
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日本とフランスの医学科学領域における交流は,1976年以来3年毎に両国で交互にシンポジウムを開催する形で続けられている。精神医学部門の参加は79年にパリで行なわれた精神薬理学(P. ピショー,小林寵男会長,精神医学22;347,1980)に始まるが,このたび第2回日仏精神医学シンポジウム2 ème Colloque franco-japonais de psychiatrieが杏林大学武正建一教授,パリ第7大学T. ランペリエール教授を会長に87年11月12日東京の笹川ホールで開催された。厚生省,日本精神病院協会,日本精神衛生会,日仏医学会,日仏会館ならびにフランスの精神医学雑誌シナプスの後援を受け,「不安」を基本テーマに両国から9人の発表(同時通訳)があり,日本側95名,フランス側62名がこれに参加した。
冒頭に厚生大臣(寺松審議官代理)と駐日フランス大使から祝辞があり,小林龍男(千葉大)名誉会長が日仏医学交流の歴史と会の経緯を述べられた。
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