Japanese
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短報
Clomipramine点滴療法により引き起こされた悪性症候群の1例
A Case of Malignant Syndrome Caused by Clomipramine Intravenous Drip Therapy
大久保 健
1
Ken Ohkubo
1
1大宮赤十字病院
1Ohmiya Red Cross Hospital
pp.346-349
発行日 1986年3月15日
Published Date 1986/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204124
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I.はじめに
近年,向精神薬のもたらす重篤な副作用として悪性症候群が注目され数々の報告がなされてきたが,従来の報告のほとんどが抗精神病薬使用による発症例であり,抗うつ剤によるものは少数の報告例があるのみである。著者は抗うつ剤単剤の点滴静注により悪性症候群が発症したと考えられる症例を経験したので以下に報告する。
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