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研究と報告
Paroxysmal Kinesigenic Choreoathetosisの精神医学的側面—7症例の経過観察から
Rsychiatric Study of Paroxysmal Kinesigenic Choreoathetosis: Follow-up study of 7 cases
川原 隆造
1
,
田中 雄三
1
,
上田 肇
1
,
与儀 英明
1
Ryuzo Kawahara
1
,
Yuzo Tanaka
1
,
Hajime Ueda
1
,
Hideaki Yogi
1
1鳥取大学医学部神経精神医学教室
1Dept. of Neuropsychiat., Tottori Univ. School of Medicine
pp.999-1005
発行日 1979年9月15日
Published Date 1979/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202990
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I.はじめに
運動によって誘発される発作性の不随意運動(paroxysmal kinesigenic choreoathetosis)についてはGowers(1901)5)がreflex epilepsyとして報告したが,その後,家族性発生がみられることからfamilial paroxysmal choreoathetosis17)と命名され錐体外路系疾患群に属すると考えられた。以来,本疾患に関してはてんかん性のものかあるいは単なる錐体外路系疾患群に属するものかについて未だに論議が続けられている2,3,8,10)。
著者らは,5年間以上経過観察した7例を通じて,本疾患の症状発現に関する精神的因子と治療上注意すべき精神医学的問題点について検討したので報告する。
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