Japanese
English
短報
外来治療における1つの試み—Haloperidol筋肉内注射による再入院防止の意義について
Investigation of Treatment to Outpatients: About the prevention of repeated hospitalization with Haloperidol by intramuscular injection
鹿井 功
1
,
服部 英世
1
,
三村 孝一
2
,
荒木 邦治
3
Isao Shikai
1
,
Eisei Hattori
1
,
Kouichi Mimura
2
,
Kuniharu Araki
3
1熊本大学医学中毒研究施設神経中毒学部門
2蓮沢病院
3内藤病院
1Department of Neurology, Toxicology Institute, Kumamoto University School of Medicine
2Hasuzawa Hospital
3Naito Hospital
pp.199-201
発行日 1979年2月15日
Published Date 1979/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202898
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I.はじめに
精神科医療において,薬物療法の進歩は軽快退院者を増加させ,それとともに再発防止に関する研究は数多く報告されている3,7,9,11,12)。しかし,再発した患者に対する再入院防止の試み,さらには再入院による患者への影響などの検討が十分なされているとはいい難い。
今回われわれは精神分裂病の再入院を防止する目的で,外来で連日haloperidolの筋肉内注射を行ない,ある程度の目的を達したのでその結果を報告し,特に再入院防止のもつ意義について少しばかり考察を加えたい。
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