特集 在宅精神医療(2)—社会復帰活動とその周辺
巻頭言
特集にあたって
後藤 彰夫
1
1東京都立梅ケ丘病院
pp.774-775
発行日 1977年8月15日
Published Date 1977/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202640
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- 文献概要
本特集は,本誌18巻6号の特集「在宅精神医療——日常生活における指導と治療」の続編として企画された。
前特集では「日常生活における指導と治療」として患者と治療者の現場におけるかかわりのなかから問題を提起し,それにいかに対応すべきかをテーマにとりあげ,とくに患者と治療者間の治療関係状況を中心に論じた。そして,在宅精神障害者の実態を大都市,中都市,農村,僻地において把握したうえで生活療法理念を在宅医療の中軸にすえ,病院,診療所などにおける外来診療,保健所における保健婦その他パラメディカル・スタッフの活動,家族治療などの治療状況に分けて実践の過程に即した報告なり問題提起を行なった。
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