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Thought Disorders in Schizophrenia before and after Pharmacological Treatment/Biochemical Research into Psychosis—Results of a New Research Strategy
有波 忠雄
1
,
桜井 照美
1
1東医歯大分裂病研究会
pp.158,167
発行日 1976年2月15日
Published Date 1976/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202441
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思考障害は分裂病の主な症状のひとつであるが,この論文では心理テストを用いて,薬物療法前後の思考障害を数量化し分析している。この種の論文は世界中でもほとんどないようである。
対象と方法:現在までの研究より,思考障害は「連想障害」と「概念思考障害」の2つに大きく分けられている。そこで,前者にはKent-Rosanoff連想テストを,後者にはPayneの対象分類テストを用いて,未治療初回入院の分裂病患者77人と多数の正常人を対象に検査を施行した。
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