Japanese
English
短報
精神科領域におけるHaloperidolの少量療法
Haloperidol in Low Dosage in the Treatment of Psychiatric Patients
西浦 信博
1
,
北原 美智夫
2
Nobuhiro Nishiura
1
,
Michio Kitahara
2
1大阪医科大学神経精神病学教室
2京阪病院
1Dept. of Neuropsychiat., Osaka Medical College
2Keihan Hospital
pp.299-300
発行日 1975年3月15日
Published Date 1975/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202295
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1958年にhaloperidolが初めて臨床に応用されてから,しだいに本剤が抗不安薬,抗精神病薬としてすぐれた作用を有することが立証され,チック7,11〜13,18,23〜25)やてんかん性精神病6,20)に対しても有効であることが認められてきた。また最近では,老人性精神病に本剤の少量投与がすぐれた効果を現すことも報告されている2,19,21,22,27)。
今回われわれはhaloperidol(Brotopon)の少量を各種の精神疾患に試用し,若干の結果を得たので,本剤の少量投与の臨床的意義とその応用について少しばかり検討を加えたい。
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