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C.P.C. 松沢病院臨床病理検討会記録・11
脊髄-小脳変性疾患か,いわゆる“けいれん損傷”か
Spino-Cerebellar Degeneration? or the so-called "Krampfschädigung" (Scholz)?
松下 正明
1
,
石井 毅
1
,
吉田 哲雄
1
Masaaki Matsushita
1
,
Tsuyoshi Ishii
1
,
Tetuo Yoshida
1
1都立松沢病院神経病理研究室
1Laboratory of Neuropathology, Matsuzawa Hospital
pp.835-840
発行日 1972年9月15日
Published Date 1972/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201935
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I.はじめに
今回は,臨床症状として肝脳疾患猪瀬型に類似していたが,検査所見が合致せず,小脳変性疾患としては,意識障害,痴呆など精神症状が高度であることで否定され,結局は臨床診断のつかなかった症例を検討する。
しかも病理学的には,いわゆるけいれん損傷をみるのみで,診断学的にも結論をうることができず,多くの疑問を残している例である。
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