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C.P.C. 松沢病院臨床病理検討会記録・5
脳動脈硬化性精神障害と診断され,病理的には脳動脈硬化を合併した老年痴呆であった症例—痴呆の臨床的鑑別について
An Arteriosclerotic Psychosis-Pathology Revealed Severe Senile Changes with Cerebral Arteriosclerosis : On the Clinical Differentiation of Dementia.
石井 毅
1
,
吉田 哲雄
1
,
松下 正明
1
Tsuyoshi Ishii
1
,
Tetsuo Yoshida
1
,
Masaaki Matsushita
1
1都立松沢病院神経病理研究室
1Laboratory of Neuropathology, Matsuzawa Hospital
pp.269-273
発行日 1972年3月15日
Published Date 1972/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201869
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I.まえがき
臨床的に脳動脈硬化による痴呆と,老年痴呆とを鑑別診断することは,時として非常にむずかしい。この例は脳動脈硬化による痴呆と診断されて入院したが,剖検後の検討では老年痴呆との合併であり,むしろ老年痴呆が主病変ともみられる症例であった。
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