Japanese
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特集 社会変動と精神医学
疾病概念批判試論—遺伝因子と社会因子の連関をめぐって
A Critical Approach of Psychiatrical Nosology by the Social Worker : On the Relationship between Inherited Factor and Enviromental Factor
岩本 正次
1
Masatsugu Iwamoto
1
1明治学院大学社会学部
1Dept. of Sociology, Meiji-gakuin Univ.
pp.1169-1173
発行日 1971年12月15日
Published Date 1971/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201833
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Ⅰ.問題の所在の批判の概要
精神病者の多くは,通例の意味でのsocielityの欠陥を持っている。したがって,内因性精神病疾病概念も,現象に対応して,遺伝の概念と現象学的Soseinというふたつの非社会的概念を大前提としていることは,当然のことであるように見える。
しかし,社会因子は,単に,変動因子のみではなく,非社会的ともみえる共時的因子をも含むものである。この共時的因子としてのことばの機能に着目すると,いろいろ新しい知見が得られる。
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