Japanese
English
研究と報告
仮称「発熱-緊張症状群」の2例
Two Cases of "Fever-Catatonic Syndrome"
浅尾 之彦
1
,
有岡 巌
1
,
稲森 次郎
1
,
大海 作夫
1
,
中川 治
1
,
西村 公宏
1
,
西村 暉子
1
,
南 耀子
1
Yukihiko Asao
1
,
Iwao Arioka
1
,
Jiro Inamori
1
,
Sakuo Oumi
1
,
Osamu Nakagawa
1
,
Kimihiro Nishimura
1
,
Teruko Nishimura
1
,
Yooko Minami
1
1奈良県立医科大学神経精神科学教室
1Department of Neuropsychiatry, Nara Medical University
pp.207-211
発行日 1967年3月15日
Published Date 1967/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201168
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I.はじめに
いわゆる「急性致死性緊張病」なるものは,1832年Calmeil4)により報告されて以来,相当多くの症例が報告されているが,この状態に対する診断名には,多くの用語が使用され,その概念もいまだ一定したものがあるとはいいにくい。
この場合の症状は重篤であり,また,予後が悪く,その名に示すごとく,死の転帰をとるものが多い。
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