Japanese
English
研究と報告
新抗うつ薬N-7048(Noritren)の臨床経験
Clinical Experience of N-7048 (Noritren), a New Antidepressant
佐々木 邦幸
1
,
藤谷 豊
1
,
栗原 雅直
1
,
大熊 文男
2
,
野口 拓郎
3
,
遠藤 俊一
4
K. Sasaki
1
,
Y. Fujitani
1
,
M. Kurihara
1
,
F. Ohkuma
2
,
T. Noguchi
3
,
S. Endo
4
1東京大学医学部精神医学教室
2国立国府台病院
3同愛記念病院
4土田病院
1Dept. of Psychiat., School of Med., Tokyo Univ.
2National Konodai Hospital
3Doai Memorial Hospital
4Tsuchida Hospital
pp.949-954
発行日 1966年11月15日
Published Date 1966/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201107
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
われわれは,数年前から各種抗うつ薬の臨床的検討を行なつてきているが,これらのいわゆる抗うつ薬として一括される薬物群は,中枢刺激作用を主とするものから,神経安定作用を主とするものまで,それぞれの特性に従つて分類されうることを述べた1)。
今回,新種の抗うつ薬N-7048(Noritren)を,内因性うつ病を初め,精神分裂病を含む各種精神疾患患者に試用したので,この臨床経験をまとめ,他の抗うつ薬との比較において考察を加えた。
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.