座談会
第59回精神神経学会をかえりみて(その1)
西丸 四方
1
,
台 弘
2
,
黒丸 正四郎
3
,
懸田 克躬
4
,
新井 尚賢
5
,
林 暲
6
,
島崎 敏樹
7
,
井村 恒郎
8
,
三浦 岱栄
9
1信州大学
2群馬大学
3神戸医大
4順天堂大学
5東邦大学
6松沢病院
7東京医歯大
8日本大学
9慶応大学
pp.520-535
発行日 1962年8月15日
Published Date 1962/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200463
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司会者のあいさつ
三浦 今年松本で開かれた精神神経学会総会についての座談会をもちたいと思います。そして僭越ですが,私が進行係をさせていただきます。このたびの学会は非常に天候に恵まれまして,これはまつたく西丸会長ならびに島崎副会長の人徳のしからしめるところだというように申したんですが,このお天気がよかつたということが,お引き受けになつた教室のかたにとつても,非常にやりやすかつたことは当然ですが,参会した一同が非常に楽しくすごすごとができた大きい要因であつたんではないかと思います。もちろん,こういうことは学会そのものの本筋の問題ではありませんけれども,さらに今回の松本の学会ではかねて西丸会長から,学会をもつ方式についてご自分の独自のお考えを発表になつておられましたが,そのご抱負のとおりにまつたく斬新ないわば画期的と申しましようか,1つのエポックを画したものではなかろうかというふうに感じたようなわけであります。それで最初にそのときの学会の西丸会長さんもおみえになつておりますので,どういうご方針であのような非常に斬新なそして非常に効果的であつたような形式をお考えになつたのか。その点をまずおうかがい致したいと思います。なお司会者としてつけ加えておきますが,この座談会には関西方面からもどなたかご参加願いたいと考えていたのですが,たまたま黒丸教授が過日上京されましたので井村,懸田の両教授にお願いして座談会をしていただきました。編集のさいにはそれも随所におりこんでいきますからご諒承願います。
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