創行3周年記念 座談会
日本精神医学の将来に望む
新福 尚武
1
,
島薗 安雄
2
,
江副 勉
3
,
黒沢 良介
4
,
西尾 友三郎
5
,
今泉 恭二郎
6
,
三浦 岱栄
7
1鳥取大
2金沢大
3松沢病院
4三重大
5昭和医大烏山病院
6徳島大
7慶応大
pp.3-30
発行日 1962年1月15日
Published Date 1962/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200402
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三浦 それではせんえつながら私が司会をさせていただきます。実は皆様のご後援とご協力によりまして,誕生いたしました椎誌「精神医学」が来年の1月で満3周年を迎えようとしております。幸いにして順調な歩みを進めてきたわけでございますが,また一方においては多少マンネリズムにおちいつたという傾向もなきにしもあらず,編集委員といたしましても,いろいろ苦心しておるんでございますが,満3周年を迎えるにあたりまして,何か特集号を出したいと,それで1つのエポックを画するような特集号を出したいという案が委員会でもちあがつたのでございます。さて,いままでにもたびたび特集号を出しておりますが,どのようなテーマを選んだらよいかということについて,いろいろ苦心したのでございますが,思いきつて現在の日本の精神医学のありかたを批判して,将来の動向を語るといつたような漠然とした,かつ大問題なのでございますが,そういう事柄を将来,日本の精神医学を背負つていかれる皆様に,忌憚なくあるいはまた思う存分に抱負を語つていただきたいという考えのもとに本座談会をもつた次第でございます。
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