Generalist and Specialist
着実な将来計画を望む
岡本 健
1
Ken Okamoto
1
1国立東京第二病院
pp.559
発行日 1992年7月15日
Published Date 1992/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900480
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情報化社会が進むと,今まで将来に対して予想をしていたことが予測できるようになったと言われる.
世界を取り巻く医療の問題は,先進国にとってもまた発展途上国においても,それぞれ将来に対して悲観的な予測が立てられている.米国においては,専門化が進んだあまり医療費が上昇し,国民はその経済的負担を強いられることになった.そのため1966年Millis報告により,プライマリケアの教育が強調され総合内科「General Internal Medicine」および家庭医「Family Physician」の養成に着手した.1969年にはこれらが専門医として認められるようになり,新しい医療体形をととのえるようにみえたが,最近ではこれらの医師が忙しいわりに収入が少なくその地位も低いといったことが問題となっているように伝えられている.
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