Japanese
English
研究と報告 分裂病的心性と青年期
Ⅱ.精神分裂病の1例
A Case of Schizophrenia
前田 重治
1
Shigeharu Maeda
1
1九大神経精神医学教室
1Dept. of Neuro-Psychiatry, Faculty of Med., Kyushu Univ.
pp.519-524
発行日 1960年8月15日
Published Date 1960/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200243
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青年期に,精神分裂病が発病しがてくることは,めずらしいことでもない。ここでこの症例を報告するのは,その発病の経過中に書かれた手記に興味をおぼえたからである。その克明に書きこまれた3冊のノートの中に,青年期に特有な心性が躍動し,しかも精神分裂病の心理を考えてゆくうえに興味ある,いくつかの問題を含んでいると思われたからである。
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