Japanese
English
研究と報告
精神病院入院患者の手指の汚染度について
Finger contarnination of hospitalized mental patients with coli bacillus group
峰村 光平
1
,
土井 永記
1
,
池田 篤信
1
,
高野 輝子
1
K. MINEMURA
1
,
E. DOI
1
,
A. IKEDA
1
,
T. TAKANO
1
1厩橋病院
1Umayabashi Mental Hospital
pp.859-863
発行日 1959年12月15日
Published Date 1959/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200166
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近年においてもわが国の赤痢流行は依然としてあとをたたない1)。一方精神病院内においても,古くから肺結核とならんで赤痢および下痢症の発生については知られており,われわれの勤務する厩橋病院でも御多聞に洩れず,第1表にしめしたようにこの2〜3年来赤痢の散発的および爆発的発生を見ている。その予防対策については,特に定期的に糞便の検査を行ない健康保菌者の早期発見と早期治療に力を入れているが,赤痢発生を絶滅するまでにいたつていない。
そこで赤痢発生の要因を,病院内における患者の生活態度を中心に考えて見ることにした2)。
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