Japanese
English
研究と報告
自殺未遂者の予後調査
A follow-up study on attempted suicides
大原 健士郎
1
OHARA KENSHIRO
1
1慈恵医大精神神経科教室
1Dept. of Neurol. & Psychiat. Tokyo Jikeikai School of Med.
pp.713-721
発行日 1959年10月15日
Published Date 1959/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200145
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Ⅰ.緒言
近年,青年層の自殺の激増のため,わが国の自殺率は第1表に示すごとく世界第1位となり,しかも昭和30年には男女ともに,15才から24才までの自殺は同年令層の死因のトップになつた(第2表)。
著者はこの激増の原因,自殺企図前の精神状態および自殺未遂者の予後について興味をもち鎌倉市の一救急指定病院において,昭和31年5月より調査を続けているが,今回は自殺未遂者の予後調査をとりまとめて報告したいと思う。
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