動き
「第20回日本老年精神医学会」印象記
笠原 洋勇
1
1東京慈恵会医科大学付属柏病院
pp.454-455
発行日 2006年4月15日
Published Date 2006/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100257
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第20回日本老年精神医学会は,東京国際フォーラムで2005年6月16~17日の2日間にわたり,新井平伊会長(順天堂大学医学部精神医学教室)のもとで開催された。
特別講演は,Peter St George-Hyslop博士(Centre for Research in Neurodegenerative Diseases, University of Toronto, Toronto Western Research Institute, Toronto Western Hospital)による「The etiology and pathogenesis of Alzheimer's disease」であり,教育講演は,田辺敬貴氏による「前方型痴呆と後方型痴呆の臨床」,北村伸氏による「痴呆疾患の脳画像所見」,加藤元一郎氏による「高齢者の高次脳機能障害の評価」,柴山漠人氏による「認知症(痴呆)医療と成年後見制度」であった。シンポジウムⅠは,「アルコール多飲と認知障害・痴呆の関連」であり,Ⅱは「アルツハイマー病:現在の臨床課題」であり,Ⅲは「老年精神医療における介護保険」をテーマに開かれ,13名のシンポジストにより発表が行われた。
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