動き
「第20回日本社会精神医学会」印象記
生地 新
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1山形大学医学部附属病院精神科
pp.664-665
発行日 2000年6月15日
Published Date 2000/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405902244
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2000年3月2日と3日の両日,新装された日本都市センター会館(東京都千代田区平河町)で,第20回日本社会精神医学会が開催された。東京は,福祉の先進地であると同時に,財政赤字のために福祉が危機に直面している地域でもあり,都市化が極限にまで進展し,国際化も急激に進んでいる地域である。このような特徴を持つ東京で20世紀最後の社会精神医学会が開催されたことは,岐路に立つ日本の精神医療と精神医学を考えるために時宜にかなっていたと思われる。
今回は,会長が都立松沢病院院長の風祭元先生,副会長が都立中部総合精神保健福祉センター所優の江畑敬介先生であり,東京都の精神医療,精神保健の専門家の力が結集されて,気持ちのよい学会運営がなされているというのが会場に入った時の第一印象であった。
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