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特集 人工呼吸の新しい展開
在宅人工呼吸
Home ventiration therapy
末次 勸
1
Susumu Suetsugu
1
1藤田学園保健衛生大学医学部内科
1Department of Internal Medicine, Fujita Health University School of Medicine
pp.855-858
発行日 1990年9月15日
Published Date 1990/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404910005
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膨張する医療費の抑制は,今日どうしても避けられない状況となり,医療の入院から在宅ケアへの転換が積極的に行われようとしている。その現れの一つとして,長期酸素吸入療法の在宅治療への転換が行われ,いわゆる在宅酸素療法としてその普及は目ざましいものがある。
これと軌を一つにして,長期の人工呼吸を在宅化に持って行く試みがなされようとしている。その端的な現れとして,平成2年4月から保険医療による在宅人工呼吸に対する指導管理料と人工呼吸器使用料が,筋萎縮性側索硬化症,筋ジストロフィー,先天性ミオパチーまたは多発性筋炎(膠原病または糖尿病II型によるものに限る)等の筋萎縮性疾患の患者を対象として,若干の算定ができるようになった1)。
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