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特集 循環器系薬剤の新しい視点—検証と展望
抗凝固剤
New Antithrombotic Drugs beyond Heparin: Treatment with low-molecular-weight heparin, hirudin and argatroban in acute coronary syndrome and cerebral infarction
鈴木 俊示
1
,
坂本 丞
1
,
松尾 武文
1
Shunji Suzuki
1
,
Susumu Sakamoto
1
,
Takefumi Matsuo
1
1兵庫県立淡路病院内科
1Department of Internal Medicine, Hyogo Prefectural Awaji Hospital
pp.159-167
発行日 2002年2月15日
Published Date 2002/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404902424
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はじめに
急性冠症候群・脳血管障害の病態解析が行われ,血栓が病態に大きく関与していることが明らかになるに従い,抗凝固療法の重要性・病態に応じた抗凝固剤選択の必要性が認識されている.古くより広く使用されてきた未分画ヘパリンは,優れた抗凝固剤であるが,病態に応じて他の抗凝固剤が推奨される場面が多くなってきている.
本稿では急性冠症候群および脳血管障害の病態と抗凝固療法,特に未分画ヘパリンの問題点,新しく使用が試みられている抗凝固剤の検証についてまとめる.
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