Japanese
English
装置と方法
血圧当量を用いる循環解析
Circulatory Analysis with Blood Pressure Equivalent
入内島 十郎
1
Juro Iriuchijima
1
1広島県立保健福祉短期大学
1Hiroshima Prefectural College of Health and Welfare
pp.1112-1113
発行日 1997年11月15日
Published Date 1997/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901591
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筆者はさきに,無麻酔のラットの後肢の血管抵抗が,血圧が下がろうとするときに補償的に増加することを報告し,この機構をhindquartercompensatorと命名した1,2).後肢といっても,厳密には後肢を中心とする血管領域であり,腹部大動脈末端に装着した電磁流量計プローブによって血流を測定しうる領域である.ここの血流を習慣的にhindquarter(HQ)flowと呼ぶ.hind—quartersとは後ろの方の部分という意味であるらしい。
血圧をHQ flowで割ってHQ抵抗を求める.ネンブタール麻酔,亜硝酸剤投与,出血などのときHQ抵抗が反射的に増えてHQ compensator機構が効果をあらわすのである.
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